13日の金曜美術館|アトリエ如瓶|ブログ・ヘッダ画像

このブログは、世の中の様々な「黙っていられん!!」ことを書くことを主旨としております。お客様や、お客様になるかも知れない方が読む可能性のあるブログではありますが、(書き手が勝手に決めたものながら)主旨を尊重し、常体文で記述して参ります。何卒お含みおきの上、お読みくださいますようお願いいたします。

2019年の検索順位

皆様、こんばんは。館長&代表の如瓶です。

さて、相変わらずブログの更新はまばらだが、今年もあと10日あまりだし、2019年の当サイト・AJサイトの検索順位とアクセス動向の総括をしてみたい。

恐らく本当なら、あまり堂々と公表するようなことではないのかも知れないけれど、検索順位の向上……つまりSEOも当アトリエのサービスの一つであって、自前のサイトがどのような成果を上げているかを知っていただくことは、信頼度の向上につながるものと考える。
そのため、こうして大々的に動向をお知らせしようと思う次第でなのである。

さて、まずは検索順位の動向について、下のグラフをご覧頂こう。

AJサイトのクエリ別検索順位の推移

グラフについてまず説明を。
当アトリエも、facebookページを持っているのだが、個人で普通に登録してもつアカウントよりも商業色が強いfacebookページでは、投稿を怠っていると「しばらく新しいコンテンツを投稿していません。投稿を作成しましょう」と通知がくる。
そういわれてもなあ……と思い、苦し紛れにクエリごとの検索順位を集計し、UPしていみようと考えたのが発端で、facebook側に促されるタイミングに応じて調査していたので、グラフを見た感じでは極めて定期的に調査しているように見えるが、頻度はかなりまちまちだったりする。
少々見づらいグラフになってしまったとはいえ、ここ1年ほどの大づかみな順位の変動は分かるので、その程度のものとお考えいただきたい。

もう少し補足すると、グラフ中の全てのキーワードは、それぞれの後ろに「小平市」と付け加えたクエリで検索した結果である。
「ホームページデザイン 小平市」「ロゴデザイン 小平市」などというクエリで検索しているのである。
当初は「ホームページデザイン」など5つのクエリで調査していたが、「デザイン事務所」「デザイナー」も必要を感じ(2018/10/31から)、さらに、「ロゴデザイン」のニーズも高いことに気づいたため(2019/6/18から)、それぞれ集計項目に追加している。
調査の開始はfacebookに何度か投稿を促されるうちに、2018年7月から集計を開始したが、最初のうちは3語のクエリを混ぜていたり、クエリの数が少なかったりで、現在の調査スタイルとして概ね定着してきた2018年10月16日を最初のデータとした……と、自前のサイトゆえ、かなり大雑把な集計なのだが、お客様のサイトの場合は、もっとキッチリと集計していたので、その点もお含み置き頂きたい。

というわけでグラフに戻ろう。
調査当初に設定していたクエリのうち、「フライヤーデザイン 小平市」や「Tシャツデザイン 小平市」は、スマートフォン対応のリニューアルを施した当初から、なかなか良好な結果だった。これは、AJサイトのトップページに記事の件数が多く、つまり検索の対象となる語数がサイト内に多かったことが原因だと思われ、概ね合格ラインと言われる30位内、つまり検索結果の3ページ目までの範囲で推移していた。
ところが、当サイトとしては、好位につけていてほしい「ホームページデザイン 小平市」「ホームページ制作 小平市」については、低調。より検索されそうと踏んでいた「ホームページ制作」の方は、調査当初どうにかランクインしていたが、しばらくランク外だったりもしていた。
ランク外といえば、「デザイン事務所」についても、何かしらデザインの発注をしたいと考える人が使いそうなクエリで、これが上位にいないと不味いのだが、これも大いに低調でランク外のことも。
このあたりの集計結果をもとに、種々チューニングを続け、全体的に少しずつ順位は上昇傾向だった。

ところが、2019年8月5日の調査以降、各クエリの検索順位が突然上昇し始め、すべての項目が検索結果の3ページまでに収まるようになってきた。
私の分析では、種々チューニングを続けてきたことも含めて、7月上旬に16ページに渡ってサンプルページを追加し、サイトのボリュームや内部リンクの数が増え、それがこのときの調査のころにやっとインデックスされたことが原因だったといえるだろう。

加えて、PC専用サイトとしてスタートしたAJサイトをリニューアルして、ほぼ1年が経過したころでもあった。サイトってやつは、新規に立ち上げて運営していく場合、費用もかかるし手間もかかる。手間がかかるのは業者だけでなく、サイトのオーナー側にもそれなりにも負担がかかったりする。
それを、半年、1年と継続していくのはなかなか大変なことで、費用面で半年たたずに閉じてしまったり、1年、2年と公開はされていても、休止状態だったりする場合もあるので、ある程度の頻度で更新され、ページも追加され……と、そんなことが1年続いたことが、評価されたことが大きかったのではないかというのが私の見立てだ。

本当は、アクセス数についての集計とグラフ化も終わっていて、一度に公開しようかと思っていたのだけれど、案の定長くなってしまったので、そちらは次回、近々に公開いたします。

と、大掴みなデータによる、悲喜こもごものこれまでだったけれども、ここ4カ月ほど更新もおろそかにしていながら、ほぼ不満のない順位を維持できるようになったのは、どうにか1年以上に渡り、時には有料の広告を出すなどしてSEO対策に勤しんできたからであったといえよう。めでたしめでたし。

せっかくサイトを立ち上げのなら、1年くらいはキッチリと取り組む必要があり、その分成果を産む確率が高くなるんですよ〜! と、黙っていられませんでした。

AJサイトのSEO状況

皆様こんばんは。館長&代表の如瓶です。

本格的にSEO対策を施したサイトにしようとして、スマートフォン対応から着手したこのアトリエ如瓶オフィシャルサイト(以降AJサイト)ではあるけれど、作業を進めながら情報収集をしているうちに、それだけでは不充分であることがわかり、大慌てした。

私のSEO歴というと、現時点で最後の職場となった大手建材メーカーでサイト更新の仕事に携わっていた頃に、月に一度ながらほぼ3年に渡りウェブ会議と呼ばれる会議に出席していたことから始まる。
建材メーカーが契約しているウェブ制作会社や、SEOのコンサルティングをしているアナリストなどが集まり、それぞれが月次のレポートを提出して概要を説明したりするのが会議の主旨で、月に一度とはいえその道のプロたちの話には、何度も目を開かされるような思いをしたものだった。
しかしながら、その職場を離れて独立し、3年近くも経過すると、日進月歩のウェブの社会におけるSEOの様相も、様々な変化があったことを、私は知らずにいたのである。

SEOが、Search Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化ということであり、要は検索結果が少しでも上位に表示されるようにサイトを設計し、調整や工夫をしていくことであるのはご存知の方も多いと思うが、このSEOとは別に、スマートフォンでのウェブ閲覧が7割にも及んでいることを知ってから、AJサイトもスマートフォン対応をする必要があると感じ、作業に取り掛かったのがSEO対策をし始めるきっかけになったのである。

このサイトを立ち上げた当初は、何かデザインの依頼をしようと考える人は、思いつきでスマートフォンで検索を始めるというよりは、PCでじっくりと情報収集をするはずだと思っていたので、PC専用のサイトで良いと判断していたのだ。実際、スマートフォンで閲覧できるようにサイトを作ろうとすると、サイドバーとして補助的な情報を組み込んでいたエリアは、主要なコンテンツの下へ追いやるしかないし、リンクのボタンなども、誤操作しないように間隔を広くとった設計にしなくてはならないなど、デザイン上でも大きな制限が発生し、あまり面白みのあるデザインができなそうに思えたのも、PC専用サイトで行こうと決めた原因だったのだ。

実際のところ、スマートフォン未対応の状況が、AJサイトを立ち上げてから3年近く続いていたのであるが、「スマートフォン対応のサイトを作りますよ」とサイトで謳っていながら、そのサイトがマトモに見られるのはPCだけというのでは説得力がなさすぎる。
と、そんなわけで幾つかのお客様のサイトを制作した後、ようやく自分のサイトのスマートフォン対応に取り掛かったのである。

そうして、AJサイトのスマートフォン対応が終わり、良好な検索結果を得るために必要なことをおさらいしておこうと思って調べ物をしていると、Googleから、
「スマートフォン対応をしていないページが含まれるサイトは検索順位を落とすぞ」
という発表があったことを知り、愕然とした。
気付いていない方もあるかと思うので説明しておくと、このAJサイトは、表現者・如瓶の作品を紹介するサイトである「13日の金曜美術館」(以降13金サイト)というサイトに含まれるサイトなのであり、このページの上部にあるブレッドクラム(パンくずリスト)にも、
「トップ|ギャラリートップ|ブログ」
とあるように、AJサイトのトップページ(ギャラリートップ)のもう一つ上にトップページがあり、そのトップページから絵画などの作品を見られる13金サイトと、アトリエ如瓶のオフィシャルサイトであるAJサイトとの入口が設けてあるのだ。
本来なら、SEOを意識するのはAJサイトだけでよいのだけれど、同じドメイン内の非(半?)商用サイトである13金サイトの方もスマートフォン対応をしていないと、AJサイトもろとも検索順位が下がってしまうわけだ。
13金サイトは、1作品につき1ページという構成になっているため、ページ数は96ページあるし、スケッチ旅行記など、作品を閲覧するページとは違う構成になっているページもある。そもそも見たい人にだけ見てもらえればいいと思っていたサイトなので、うんと後回しにしようと思っていたのだけれど、13金サイトのスマートフォン対応も急務ということになってしまったのである。Googleの発表に愕然とした理由もお分かり頂けるだろう。

13金サイトの方も1カ月ほどの期間を要してスマートフォン対応を終え、これで一安心と思ったところが、またGoogleから、
「SSL化していないサイトも順位を落とすし、Chromeに『保護されていないサイト』と赤字で表示するぞ」
と発表があったことを知り、こちらも慌てて対処。この辺のことは前回のブログに書いたとおりだ。
AJサイトにしてもキャンペーンページを含め、2ページあるだけだし、メールフォームを使おうと思う人が、
「あっ! このサイトはSSL対応されていないから依頼するのはやめよう」
と思うようなケースがどの程度あるんだろうと思うと釈然としないものがあるし、やり取りされる情報の暗号化にあたるSSL対応はそれほど必要を感じられないのだが、メールフォームなどない13金サイトが「保護されていないサイト」と表示されるせいで、閲覧者に不安に思われるようなことがあっても困るので、渋々対処した次第だったのである。

まあ、一難去ってまた一難のAJサイトのSEO対策だった訳だけれど、その甲斐あって、
「ホームページデザイン 小平市」:20位
「フライヤーデザイン 小平市」:28位
「チラシデザイン 小平市」:28位
「Tシャツデザイン 小平市」:19位(以上、9/24・Google使用)
などと、こういうふうに検索してほしいなあと思う検索クエリを入力してみると、なかなか戦えるサイトになっていることが分かり、少し安心している。
一般に、検索サイトを使って情報収集する場合、ほとんどの人が検索結果の3ページ以降は見ないと言われており、とりあえず30位以内にエントリーすれば合格点なのだ。
日によっては、「Tシャツデザイン 小平市」などは10位以内にランキングしていることもあるし、13金サイト、AJサイトともに検索結果を見てみると、URLがSSL対応済みである事を示す「https」になっていないページがあり、GoogleにSSL対応が済んでいないサイトと認識されているようなので、この点がきちんとインデックスされ直せば、もう少し順位は上がるのではないだろうか。
何にせよ、アトリエ如瓶の競合他社は、SEOのプロたちがひしめき合い、組織ぐるみで潤沢な資金を使って対策をしており、その数も多い。私のような個人がここまで順位を上げられたというのは、少々誇らしく思って良いと思う。そんな気がする。
だ、か、ら、競合他社、競合他店が少なく、サイト保有率も低い業種であれば、かなり良好な結果を出せるはず。サイトを持とうと思う貴方、トップビジュアル画像を新たに設置したキャンペーンページなどをご覧の上、アトリエ如瓶にお任せあれ。

以上、黙っていられませんでした。