13日の金曜美術館|アトリエ如瓶|ブログ・ヘッダ画像

このブログは、世の中の様々な「黙っていられん!!」ことを書くことを主旨としております。お客様や、お客様になるかも知れない方が読む可能性のあるブログではありますが、(書き手が勝手に決めたものながら)主旨を尊重し、常体文で記述して参ります。何卒お含みおきの上、お読みくださいますようお願いいたします。

東日本大震災の記憶

皆様、お早うございます。館長&代表の如瓶です。

今日が、8年前に東日本大震災が起きた日であることは、昨日辺りからTVのニュースでも再三採り上げられているので、記憶が薄らいできた方々も記憶を新たにされているのではないだろうか。

あの頃、あの時、読んでいる皆さんはどう過ごされていただろうか。
そして凄まじい被害を出したあの災害と、どう向き合われただろうか。

私はというと、離職を決めた職場にいて、先の見えない身の振り方に暗澹たる気分で仕事をしていたときに地震が起こった。
築年数はかなりのものだったが、(確か)4階建てのビルがこんなに揺れるかと思うほどの揺れで、棚の上においてあった過去の作業のデータを収めたサーバが落下し(何でそんなところに保管していたのかは疑問だが)、破損したという被害があったのを目の当たりにしたのを始めとして、ガソリンが入手困難になり、コンビニの食料が売り切れていたりなど、地震の被害や影響としては未経験のことばかりであった。
離職を決めた直後に起こった震災に、周囲の人より一際不安を感じていたのではないかと思っていたのが今も思い出されるし、激しい揺れの中で、先が見えないあまりに「このまま全部壊れて無くなってしまえ!}という気分になったことも、苦々しく思い出されたりもする。

やがて離職して失業者となり、いろんな紆余曲折を経て、震災から3カ月ほど経った被災地へ赴くのだが、更新の頻度も落ちてきたmixiに、被災地でのことを書いた日記をUPしていたので、あれから8年が経過した今日、「黙っていられん!」とばかりにこのブログでも公開しようと思う。

昨年秋くらいから、ブログの企画としてmixiの日記の移植には取り組んできていたとはいえ、こんな日にかつて書いたものの再利用をしようというのは、いくらか気が引けるところがなくもないのだけれど、久しぶりに読み返して当時に思いを馳せると感慨深いものがある以上に、関連するmixi日記の更新の間隔などを見ると、記憶や思いを喚起するためにも、この試みは意義のあることと考えるわけである。
実際のところ、一連の日記の執筆中に職にありつき、新しい仕事のことで頭が一杯だったような事情があったにしても、更新頻度が終盤ほど疎になっているということは、被災地や、被災された皆様に対する気持ちが薄れていったからではないのかと、惨状を目の当たりにしてきた私でさえ思い、恥じ入るところがあって、それゆえ2019年の今日、災害の多かった平成最後の年の3月11日に、過去に書いた文章を公開する意義はあると考えるのである。
戦争や、それ以前の災害など、忘れてはならない記憶を呼び覚ますための一助となれば幸いと、不遜ながら考えている次第である。

関連する日記は、全14回に及び、どれもがなかなかのヴォリュームが有るので、以下のリンクからアクセスして頂き、本文下の次の日記を読むリンクをクリックしながら、時間の許す範囲で読み進めて頂ければと思っております。

要は、全部いっぺんに読むのは大変でしょうから、続きはこの次にしようと思った場合、今回のブログにアクセスして頂き、続きを読んでもらいやすくしてありますよ……ということなのであります。

と、そんなわけで、以下がリンクであります。

気がつけば被災地・其の01

気がつけば被災地・其の02

気がつけば被災地・其の03

気がつけば被災地・其の04

気がつけば被災地・其の05

気がつけば被災地・其の06

気がつけば被災地・其の07

気がつけば被災地・其の08

気がつけば被災地・其の09

気がつけば被災地・其の10

気がつけば被災地・其の11

気がつけば被災地・其の12

気がつけば被災地・其の13

気がつけば被災地・最終回

以上、少し特別な気持ちで黙っていられませんでした。