13日の金曜美術館|アトリエ如瓶|ブログ・ヘッダ画像

このブログは、世の中の様々な「黙っていられん!!」ことを書くことを主旨としております。お客様や、お客様になるかも知れない方が読む可能性のあるブログではありますが、(書き手が勝手に決めたものながら)主旨を尊重し、常体文で記述して参ります。何卒お含みおきの上、お読みくださいますようお願いいたします。

このブログについて

Web上に自分の文章をUPしたのは、2000年開設の自作サイトが初めてだった。
当時は、Webで日記っぽいことや何かのレポートを書くことがブログと呼ばれることはなかったし、ネット上で何か表現活動をしようという人もまだまだ少なかった。

長年、絵画に携わる形で表現活動をしてきた私にとって、インターネットの普及はやはり魅力的だったので、自分の作品を紹介しようとして作ったのが、前述の自分の絵画作品を紹介するサイト・13日の金曜美術館(以降13金)だったのだが、個展の時に配布した小冊子のウケが良かったので、サイト上でも紹介したいと思ったのが発端だったのだ。

制作活動だから……ということで、北海道へのスケッチ旅行を掲載したり、それ以前に作品についての解説をつけたりと、13金は、文章表現の場という一面も持つようになっていた。

やがて、SNSが流行し、関連してブログ執筆に明け暮れる人がどんどん増え始めた頃、2007年に私もmixiにアカウントを取得し、週3~4回ペースでmixi日記を、長文が苦手な人は開いた途端に閉じてしまうような分量でUPする日々が数年続くことになった。恐らくこの頃が、人生の中で一番文章を書いていた時期だったように思う。
どうしてそんな分量の文章にエネルギーを注ぎ続けることが出来たかというと、表現者として手応えを感じることが出来たからであり、自分の繰り出した表現に対して、反応、良ければ共感という最高の報酬があったおかげで、高い頻度にして携帯電話では自分でも読みたくない分量の日記を書くエネルギーとしていたわけである。

種々の経緯があって、mixi日記は停止状態だし、mixiなどより長文の掲出が一般的ではないSNSが隆盛を誇る2015年にあっては、長々しい文章の執筆を楽しめる雰囲気でもなく、かといってmixiに復帰したとしても「表現者として最高の報酬」をもらいづらい気がして、どこかにあの頃のような文章を書く場所を求めていたのだが、こうしてさくらインターネットのサーバを借りてみると、ブログの執筆が無料でできるサービスが有り、万が一定期的な読者を得られるのであれば、13金のアクセス獲得にも効果が期待できるし、開設したばかりのデザイナーとしてのサイトにおいてもコンバージョン(サイトとしての目的の達成……みたいなこと)が発生する可能性が出てくるかと、似合わない楽観をしてみたりもするわけである。

とまあ、初めてこのブログを読んだ方、如瓶の文章を読んだ方は、この内容が薄い割に長々しい文章に面食らう方が多いとは思うが、個人的には文章は文章だけで勝負したい。食レポみたいなことをするにしても、文章から店の佇まいや雰囲気、味わいや香りなどが表現できるようでありたい。
そんな思いがあるため、今後も写真すらない長文日記を続けていきたいと考えているわけである。

あーあ、希望に胸膨らませちゃって……と、読んでいるあなたは思うかもしれない。
実際、私自身、mixiで書いていたこれはと思う文章を、無料で運営できるブログに載せてみたことがあり、その反応の無さに愕然としたこともあったし、「表現者として最高の報酬」ってヤツが、mixiの友達の中でもごく一部からしかもたらされないことも分かっており、表現としては非常に難しいことに取り組もうとしているのも分かっているのだ。
しかしながら、表現とは報酬への期待を前提に展開するものではないと思うし、報酬を期待して粗製乱造しないことがクオリティを維持する一つの方法でもある。要は、報酬は得られれば御の字と考え、自分が表現したいことを自分のペースで細く長く続けていくのが私のスタイルなのだ。それは私の絵画制作においても同様なのである。
そんなわけで、このブログは、写真も動画も入らない事が多いのに長文、そして不定期……というスタイルで続いていきます。