1ヶ月くらい前だったか、夜22時からのニュース番組で、同様の報道がトップニュースとして採り上げられていたのを見ていた私としては、何でまた今この話題が?と、不思議に思ったのだが、その内容とは「赤ワインを1日400ml(グラス3杯程度)を継続的に飲むと、認知症の発症が抑制されることが、医学的な根拠をもって証明された」というものだった。
赤ワインに含まれるポリフェノールの一種である『レスベラトロール』にその効果があるらしく、番組中では人体模型を使って説明してまで「医学的な根拠」を強調していたが、1日400mlのワインと継続的に飲むのは、少々肝臓に負担がかかりすぎる気がする。
認知症になりたいという人はいないだろうから、高齢化が進む人類にとっては朗報と言えるのかも知れないが、先に肝臓をやられてしまっては、オツムが元気でも長生きのし甲斐がない。
もはや説明の必要もないだろうけれど、ポリフェノールとは食品などに含まれる苦みや渋みのある色素のことで、その抗酸化作用などなどの効力が話題になったのは昨日今日の話ではない。
私の知る限り、ポリフェノールは概して摂取後から2~3時間に効力を発揮するので、定期的継続的な摂取が効果的…とされており、今回の赤ワインについても継続的に400mlの摂取を推奨されているのはそのためであろう。
……さておき、「歩くあるある大事典」を自称していた私は、レスベラトロールというポリフェノールに聞き覚えがあった。
「そうだ、ピーナッツに含まれているヤツがそうじゃないか!」と、すぐに思い出したのである。
確か、豆そのものよりも渋皮の方に多く含まれているから、皮付きのものを一日に30粒程度食べるようにしましょうと、「あるある」ではまとめていたはずだった。
定期的な酒類の摂取を避けたいと考えるならば、気になるのがピーナッツのレスベラトロールの含有量。
早速、調べてみた所、サプリメントを作っている会社のサイトにこんな記述を見付けた。
赤ワイン: 0.2 ~ 5.8mg/L
ピーナッツ: 0.18 ~ 0.71mg/100g
赤ブドウ: 0.15 ~ 0.78mg/100g
……分かりにくい。要するに、
赤ワイン400mlだと、0.08~2.32mg
ピーナッツ30粒(30g)だと、約0.05~0.7mg
……ということになる。
高い方の数値は1/3だが、低い方はそれほど大差ない。思ったより赤ワインにヒケをとらないじゃありませんか。
調べた数値と私の計算の全てを信じるならば、皮付きのピーナッツ30粒をつまみにして赤ワインを飲めば、2杯飲めば良いことになるし、毎日摂取するならピーナツ30粒の方が安全だと思われる(しかも経済的)。
と、私としての結論は、日々おやつとしてピーナッツを30粒食べ、一日おきくらいにワインを2杯ほど飲むようにすれば、認知症対策はバッチリ……ということになるだろうか。
さらに付記。
私は千葉県民でもないし、でん六の回し者でもないけれど、皮付きピーナツは何となく食べづらいし、バリエーションも少ないので、私としてはポリッピーのソース味がお薦め。1袋88g入りで100円ショップで手に入る。
こうして調べものをしながら日記を書いている間にも、半分以上食べてしまった。(汗) ブルドッグソースの風味が濃厚で、簡単に一袋食べてしまうんだよなあ。
ポリッピーは、衣が付いているから、一袋の半分くらい食べるのが、むしろ適量かも知れない。(約241kcalあるけど)
……と、1年ぶりに日記を書いたけれど、復帰一発目はこんな内容でどうっすか?
(2018年10月31日補足:ブルドックソース味のポリッピーは、ここ何年も見かけません。通常の商品でも、レスベラトロール的には効果に遜色はないと思われます)